3 月 6 日に播磨灘や大阪湾 (瀬戸内海) でイカナゴ漁が解禁となりました 🐟✨ 今年はちょうど, イカナゴのくぎ煮を郷土料理とする兵庫県出身の仲野さん (4 月から大学院生) の帰省と重なりました. 仲野さんは, 夜行バスが朝 6 時に着いたら, その足で魚市場に行ってイカナゴを購入してきます !! と元気よく帰っていきました (笑) 6 時だと間に合わなければ, おじいさんに先に行っててもらうので … いや, おじいちゃん大変 😱

残念ながら今シーズンもやはり漁獲量は少なく, 大阪湾では実質 3 日で終漁になってしまいました 😞 少しでも翌年に資源を残すため, 解禁日を遅らせて仔魚が成長する時間を確保したり, イカナゴの餌にもなるプランクトンを増やす対策をしたり, さまざまな取り組みがなされています. 漁期を短くすることは漁業関係者さんからすれば痛手です 💦 それを理解しつつ, 厳しい判断をしなくてはいけない水産関係者の人たち. 立場が違う中でも必死に向き合っている人たちをみていると, 私も少しでも貢献できるようにと改めて感じます.
漁獲量が少ないため, 1 キロ当たり 3,800 円という過去最高値を記録 ! しかも, 仲野さんが購入してくれたイカナゴは 1 キロ 4,800 円… 高っ 💴 ! 以前は何キロも購入していたのに, もうそんな風に買えなくなったという話を, イカナゴの研究を始めてからよく耳にします 😔 西日本ではくぎ煮には各家庭での味があり, お母さんから子供へ, その味を受け継いでいくことが多いようです. 仲野さんも今回, お母さんからくぎ煮の作り方を教わってくるとのことで, 郷土料理という食文化を受け継ぐことの重要さを感じました 🍚✨

でもただ食べるだけじゃないです ! 仲野さんはピンセットとエタノールを持ち帰り, くぎ煮になる前のイカナゴを固定して持ち帰ってきてくれるということでした 🐟 お母さんドン引きしなかったかな 😦 帰省しつつもイカナゴを忘れない, 仲野さんらしいです (笑) 貴重なサンプル回収をありがとう 😊 帰ってきたら, また一緒に研究頑張ろうね 🤗
