担当している魚類行動生理学の講義 (3 年生対象) では, 外部の先生や水族館の方など, 生物に携わるお仕事をしている方を呼んでお話をしてもらう時間を作っています. 面白い話を聴けるというだけではなく, 自分の進路を考える時に少しでも役に立つ情報を得てくれたら嬉しいなと考えています 😁
今回は女性の漁師さん「山﨑風雅さん」です ! ずっと女性の漁師さんに会いたいな, お話ししてみたいと考えていました. そんな中, 2022 年に岩手でイカナゴ採集をしていただいている時に ! 見つけました, 女性の漁師さん ! 直ぐにお話をさせていただき, 一年越しでやっと大学に来てもらえました. お忙しい中, 本当にありがとうございました 🙇♀️

今回はあえて「女性の」漁師さんと書きましたが, 女性だから男性だからと差別する気は全くありません. ただし, 重たいものを持つ機会が多いお仕事の場合などは, 生物学的な性により, その作業がやり易いかどうかという問題が生じるのは確かです 💪 でも, だから出来ないのではなく, 本人の前向きな気持ち, 工夫と努力, 周囲の理解, 協力次第だと思います.
山﨑さんは「男性社会の中に急に入ってきた自分のために, 親切に対応してくれた関係者の人たちに感謝しかない」とおっしゃっていました. 海の神様は女性だから, 女性が海に出ると神様に嫌われる, という言い伝えを信じている人たちも多い中で, やる気があるのなら, と受け入れてくれた方達がいたからこそできたわけです ✨ 受け入れてくれる人たちへの感謝の気持ちは, やはり大切なことだと思いました 😌
大学を卒業した後に, どうして漁師さんになろうと思ったのか, 漁師というお仕事の大変さと楽しさと素晴らしさ. 実際に経験したことがある人じゃないとわからないお話を聞くことができました.
もっとも印象的だったのはやはり「後悔のないように生きる」という言葉でした. やってみたいことがあるのであればチャレンジする. その気持ちの大切さを改めて感じました 😊
でも, 言うのは簡単ですよね. 目標や, やってみたいことを見つけて, そして実際に行動に移す. それは口で言うほど楽ではないです. 頭では分かっていても, できる人はできるけど… って気持ちになります.
講義でも誤解のないように話したのですが, チャレンジし続けることを強要するつもりは一切なく, こういう人もいるのだと言うことを知って欲しいと思っています. そしてもし, 自分の目の前にチャンスが来て, やってみようかどうしようか悩んだ時には, そういえばこんなこと言っている人がいたなーって思い出してくれたら良いなと思います 😊
