学部も研究室も夏休み期間に入りました 🍉 とは言え, 飼育実験は年明けまで続くので, イカナゴ班の夏休みはシフト制です 🌻 イカナゴもほとんどが夏休み (夏眠) に入っています 🐟 そんな時期のイカナゴをサンプリングするために, 学生たちは今日も頑張ってくれています.
でも, この時期のサンプリングはとても難しいです. というのは, 夏眠開始直前のイカナゴの遊泳行動は激しくなり, 水面から飛び出やすくなってしまうからです 😱 これでもか ! というくらいに気をつけても, 飛び出してしまうことがあります. 今回も飛び出しがありました 😣 しかも, インキュベーターの下に入ってしまいました… インキュベーターの中にも水槽を設置しているため, とても重いので動かすことはできません 💦
実験で使用するためには直ぐに脳を摘出する必要があるので, 残念ながら飛び出てしまうと脳を実験に使用することはできません 💦 そのため, まずはサンプリングを続け, 飛び出したイカナゴはサンプリング終了後に回収する, というのがマニュアルに従ったやり方です 📖 それを理解していても学生たちは, 貴重なイカナゴなので, 乾燥してしまう前に直ぐに回収することができれば, 体サイズも測定できるし, 使用できる組織があるかもしれないので !! と急いでイカナゴを探し始めました.
みんなが一斉に.
顔が床につきそうになってまで.

床やインキュベーターの下が汚いからと躊躇することもなく, とにかくイカナゴを無駄にしたくない, という気持ちがすごく伝わってきた瞬間でした 🥹 そんな姿を見ると, いいからサンプリングを進めるよ ! というマニュアル通りの言葉をかける気持ちにはなりませんでした 🙂↔️ 生き物を大切に扱う気持ち, イカナゴが絶滅しそうなこと, その貴重なイカナゴを提供してくださる人たちの思い, 漁師さんたちの思いを理解してくれているんだなぁと感じました 🥹
正直, イカナゴの飼育実験はとてもとーっても大変です 😅 それでもしっかり長期飼育をして, 結果を出すことができるのはなぜか. この学生たちの行動が答えの一つだろうなと思いました. そう思うと記録に残したくなり写真を撮りました 📷 あとでこの写真を見た学生は爆笑していました 🤣
自慢の学生たちです ❤️ いつもありがとう !
